FC2ブログ
    願掛けをしているわけでもないのに、女断ちをして早幾年。
    そろそろ神様もこんな謙虚で清らかな心を持つ私に何かしら施しをしてくれても良いのではないかと思う今日この頃。皆さまどう御過ごしでしょうか。
    蝉の鳴き声も小さくなり、秋を予感させる肌寒い夜が続いておりますが、私はいつも通り元気に憂鬱です。

    モチベーションを保つというのは難しいことで、やはり目標を決めなければやる気というものは湧き出て来ない。
    崇徳院を覚えて下手ながらも演じられるようになってからというもの、若干モチベーションが落ちてしまったようだ。
    やはり、人前で披露する機会を作らなければどうやったってモチベーションは上がらない。
    ということで、堪忍袋を覚えて演じれるようにして、寿限無と松竹梅を手直ししたら、ちょいと何処かへ披露しに行こうと思う。
    本当は、さらにあと前座噺を2,3個覚えてからにしようと予定していたが、モチベーションが保てねえ。トイレの目の前で我慢できずに漏らすような感覚で披露しに行こう。
    ちなみに、堪忍袋はほぼ覚えていてそれなりに演じれるようになっているが、汚物を汚物のままUPすることに躊躇い、せめて綺麗な汚物にしからUPしようと考えている。



    落語の話しは一先ず置いて、
    昔から、甘いものを食べると直ぐに出来物や口内炎ができる。
    なので、なるべく甘いものは控えるようにしているのだが、最近、つい気を許してシュークリームを2個食べたところ、舌に口内炎のようなものができた。
    この口内炎がもうかれこれ1ヶ月治らない。こいつのせいであまりにも喋るのが辛いので、塩をまぶしたり、塩をまぶしたり、塩をまぶしたりしたのだが一向に良くならない。勿論、甘いものは断っている。
    あまりにも治らないので敢えて逆の行いをしてみよう。荒療治だと、大量に和菓子を買って一気に食べてみたら、舌の口内炎が二つに増えた。
    これ、四つまで増やしたら消えるとかそんなぷよぷよみたいな事ないですかね。ない……ですか……。

    仕方がないので、願掛けをしておこう。
    神様、甘いものをちょっとの期間だけ断つので、どうか口内炎と滑舌と声帯の狭さと顔の造形と身長とその他もろもろを治してください。

    スポンサーサイト



    また崇徳院を通したものを上げる。噛んだり詰まったり甘噛みしたり甘噛みしたり甘噛みしたり表現がおかしかったり息切れして言葉が出なかったりする所が多々あるので、まだまだ稽古が必要であるが、前回よりはマシなものになっているはずだ。
    自分で聴いていてもつい笑ってしまうところがある。しかし、それは噺の面白さであって、私の落語が上手いということにはならないので、もっと稽古が必要だ。特に普通の会話時の感情の出し方がまるで出来ていないので、そこら辺を上手にやりたい。

    崇徳院通し 第2回

    ある程度崇徳院をやったら堪忍袋の稽古をしようと思っていたが、崇徳院の稽古をすればするほどに稽古すべきところが出てくるため、一向に堪忍袋を演じることができない。今月中にはなんとか覚えたいと思っているところであるが、何処で崇徳院を妥協するかによる。

    あと、松竹梅と寿限無も手直しをして、いつでも万全の状態で出来るようにしておきたい。それは堪忍袋が終わってからやろう。

    録音のDL回数がちょくちょく増えていて、こんなものを再生してくれる人がいてありがたいです。
    もうちょっとマシな落語が出来るように頑張ります。

    さて、本日は落語の話題は置いておいて、たまには普通にブログを更新していこう。
    落語カテゴリ数が不本意カテゴリ数を追い抜いてしまいそうだからね……。

    今期視聴しているアニメは、
    ドラゴンボールZ
    ハンターハンター
    ばからもん
    四畳間
    月刊少女野崎君

    の計5つ。
    この中だと月刊少女野崎君が一番安定して面白い。
    四畳間を未だに視聴しているのは何故だろうか。死乃神氏に対する嫌がらせ以外に考えられないが、私もそれ以上にダメージを受けているため、そういう意味ではフェアであると言える。

    最近、時間が空いているときは落語を聴いているか、落語を覚えているか、落語を声に出さないように口パクで練習しているかだから、本当に何にもねえ。
    昔からブログに書くことがないと嘆いていたけれども、最近は本当に書くことがねえ。

    そういえば、小林ゆうのモエオチってまだあれやってるんですかね。
    ドラマCDを購入してそのあまりの酷さに乾いた笑いしか出なかったが、まだやっているのなら怖いもの見たさにもう一度聞いてみたい。もしかしたら、万が一の確率でまともな脚本家がまともな創作落語を作って、小林ゆうの強烈なキャラクターにマッチングして奇跡が起こっているかもしれない。可能性はゼロではないが、ゼロに限りなく近いことには間違いないけども。あと普通に古典落語もやってみるといいと思うのだけども、まぁ商業的に難しいか。

    小林ゆうの独演会に次があるなら行ってみよう。死乃神氏も強制的に一緒にね!
    喧嘩するほど仲が良いなんてえことを言いますがね、長屋の夫婦喧嘩なんてえのは凄まじいもんで。今日も夫婦が喧嘩をするところから噺が始まるわけですが

    八公:もう我慢ならねえ!! 今すぐ出ていきやがれっっっ!!
    お先:出てきゃいいんだろぉー!!
    八公:二度と帰ってくんじゃねえぞ!!!
    お先:誰が帰って来るもんかこんな家!!!
    大家:およし、およし、およしっ。お、おいっ、おやめ、やめ。なんべん喧嘩すりゃ気が済むんだお前たちは。今日も朝から三回目の喧嘩。その度に近所が迷惑してんだよ。おい、八公、八公。お前その金槌を下ろせ金槌を。そんな危ないもの振り回すんじゃないよ。お先さん。ノコギリを引っ込めな。いくら大工の家だからってかみさんがこんなもの持ち出しちゃいけないよ。さぁ、お先さん、着物を合わせな。えぇ? 今日はいつにも増して、どういう訳で喧嘩が起こったんだい。その訳を話してみな。
    八公:はぁっはぁっはぁっはぁっ、えぇ?
    大家:えぇじゃないんだよ。喧嘩の訳を話してみろってんだよ。
    八公:喧嘩の訳? そらねえ、これだけのことを騒ぎするんでぇ。喧嘩の訳があるに決まってらあ!! はぁっはぁっ、あれ?
    大家:あれ? というやつがあるか。喧嘩の訳を聞いてんだよ。
    八公:そら、喧嘩の訳があるんだよ。喧嘩の訳が。喧嘩の訳は……忘れました
    大家:おいおいおい、いい加減にしておくれよ。おい、八公。お前もな、一家の主なんだ少し落ち着いて考えてみたらどうだい。
    八公:あい、すいません。分かりました。落ち着いて考えてみます。えぇ、あっ、そうだ。喧嘩ってえのはあっしが家にけえってきてから始まったんですよ。家にへえるとね、この野郎が台所で生の大根刻んでやがった。だから飯にはまだかかると思ったから、湯に行ってくるってそう言ったんだ。それを言ったらこの野郎が弁当箱出しておいてくれって。あっしだってそれぐれえ分かってますよ。洗わなきゃしょうがねえからね。出しましたよ。(間を空けて)そうだ。思い出した。弁当箱を出したときだ。そんときにあっしが、梅干し飽きたから沢庵にしてくれ。こう言ったんだよ。そしたらこの野郎が、親の仇に出くわしたかのような顔しやがって、「何もういっぺん言ってみろおおおおぉぉぉ!」 男のあっしが言ったんじゃねえんだ。この野郎がぬかしたんだ。んなこと言われたらこっちも黙っていられませんから、「てめえこそもういっぺん言ってみろおおおぉぉ!!!」 金槌を振り上げる。そうだ、それが喧嘩になったんだ!! だから、喧嘩の訳をはっきり言えば、沢庵です。
    大家:ちょっと待て。沢庵ぐらいのことでこの大舘回りをしたってえのか? 呆れたもんだな。お先さん、お前もそうだよ。えぇ? 亭主が沢庵食べたいと言ったらそれぐらいのものやったらどうだい。
    お先:大家さん……大家さん! あたしがね、沢庵の一枚や二枚でこんな騒ぎを起こす女と思いますか? 大家さん、まあああぁぁぁああたしの話も聞いてください。確かに、この人が帰ってきたときあたしが、台所で、生の大根刻んでました。それはその通りですよ。いつもだったらこの人何も言わないでスーッと家に上がってくるのに、今日は上がりが遅いなと思ったら、障子の桟(さん)のとこじーっと見て、指先ですっとやって、そのほこりの付いた指先を見て、あたしに聞こえるか聞こえないような声でもって、それでもあたしにはしっかり聞こえる声で、「きたねえなぁ」 こんな嫌味な言い方ありますか? 男ならきたねえから掃除をしろ。一言いえばいいじゃないですか。それをあたしに聞こえるか聞こえないような小さい声で、それでもあたしにはしっかり聞こえる声で。「きたねえなぁ」 あたしカチンときたんです。だけど、そんなことでいちいち怒っちゃいけない。あたしね、黙って生の大根刻んでたんです。そうしたら、今度はあたしのやってること肩越しに見て、また聞こえるか聞こえないような声で。それでもあたしにはしっかり聞こえる声で、「飯まだみてえだなぁ」 まだに決まってるじゃありませんか。生の大根で何が料理なんです? 分かりきったことでしょそんな嫌味な事を言われて、あたしだって毎日遊んでるんじゃありません。家の用事をして、子供の面倒を見て、さらに内職が溜まってる。あたしの方が嫁さん貰いたいんです。そんな嫌味な言い方されて、本当に。これあたしだから辛抱できましたけど、世間の普通の嫁さんだったら、持ってた包丁で、ぶすっ!!
    大家:おいおいおいおい、分かった分かった。落ち着きなさい。話の続き言ってみなさい。話の続き。
    お先:それでね! この人が湯に行ってくるってそういうから、あたしはとっても丁寧に、それじゃあ子供も連れてって頂戴。そうお願いしたんです。そしたらこの人、さも嫌そうな顔をして、「なんでえまたかよ」 よそ様の子じゃないんですよ。我が子です。それを湯に連れて行くのに「またかよ」 それだけならまだ許せますよ。今度は「それじゃ、連れて行くから幾らか煙草銭くれ」 何処の世界に我が子を湯に連れて行くのに料金取る親がいるんです。苦しい所帯一所懸命やり繰りして、煙草銭渡してんのに、もうほんっとこの人はあぁぁぁぁぁ!! なんです? 梅干しと沢庵? ああぁぁぁ! 思い出してきた! 腹立ってきた!! これが一番大事なところなんです。じっくり聞いて頂戴。あたしね、近所のお年寄りに聴いたんです。梅干しが身体に良いって。ですからこの人のことを思って一所懸命に漬けました。世の中なにが大変って梅干し漬けるぐらい大変な事ありません。蔕とるだけで3日掛かりました。それでもこの人のためと思って苦労したのに、「漬けた梅干しが飽きたから沢庵にしてくれ」と言われたとき、あたし今まで抑えていたものがいっぺんに弾けて、何もういっぺんに言ってみろ!! つい、出たんです。だけど、こう言いたくなるあたしの気持ちを大家さんなら分かって下さいますでしょ?
    大家:話しというものは聞いてみないと分からないもんだ。もういっぺん言ってみろまでそれほどまで歴史があったとは。おい、八公。今の女房の台詞を聞いたか。お前の事を思って一所懸命だ。なぜそれに応えてやることができないんだ。なんだ。真っ青な顔をして下唇噛んで。えぇ? あんまり勝手な事を言うもんで、腹が立って唇を噛んでる? じゃあ、何だい。お前、今の女房の言ったことを聞いた上でまだ言い分があるというのか。あるんだったら腹に思ったこと全部言ってみな。
    八公:それだったら言わせてもらいますけどね、たっぷり聞いてくれ。あっしがけえってきたそんときにかかあが生の大根刻んでたそれはその通りだ。けえってきたら家の中がなんとなく埃っぽいんですよ。考えもしねえで俺は障子の桟(さん)のとこを指先ですーっと撫でた。先を見たら埃が付いてる。それを見たまま、思ったまま、ありのまま素直にきたねえな。これが嫌味ですか? 嫌味ってえのは、指先の埃を見てああ掃除が行き届いてるなぁ。これは嫌味ですよ。これを見て掃除が行き届いてると言ったら嫌味だよ。それを見たまま、思ったまま、ありのまま素直にきたねえな。嫌味でもなんでもねえ。その後もそうだ。肩越しに見たらかかあが生の大根刻んでるから、これもそれを見たまま、思ったまま、ありのまま素直にあっ、飯はまだみてえだなって芯から思ったからそのまま口に出した。これ嫌味ですか? 嫌味じゃねえですよ。かかあが切ってる大根つまんで、あぁちょうど食べごろだな。これは嫌味ですよ。あっしは見たまま、思ったまま、ありのまま素直に飯まだみたいだなあ。これを嫌味と言われたら、夫婦の話し何一つできねんだよ。じゃあしょうがねえや。飯がまだみてえだから湯に行ってくる。そう言ったい。そしたらこの野郎が、意図も簡単にあっさりとまぁ、それじゃあ子供も連れてって頂戴。大家さんよく知ってますよね。あっしんところは八つ頭に子供九人いるんですよ。それ纏めて湯に連れてってごらんなさい。晩飯どころか夜食にも間に合わねえ。この間空きっ腹にそんなことしたもんだから、湯屋で倒れて戸板で運び出されたんだい。それでも五回に三回はあっしが連れて行くんだ。煙草銭ぐらいねだったってバチは当たらねえでしょ。梅干し? 梅干し? 思い出しただけで腹立ってきたあぁぁぁぁああ!! それが一番肝心。よーく聞いてもらいてえ。大家さんのめえだがな。あっしは決して梅干しがきれえじゃねえ。どっちかと言うと好きでし「た!!」。日にいっぺんぐれえなら。弁当のおかずに入れてくれるぐれぇなら文句の一つも言わねえ。喜んで頂きますけどね、そんな生易しい話じゃねえ。くる日もくる日も朝昼晩三度三度、梅干しだらけ。昼のおやつから晩酌のつまみまで梅干しが出てきやがる。この野郎、録な女じゃありませんがねえ。梅干しの料理させたら日本一だ。梅干しの混ぜご飯。梅干しの天ぷら。梅干しの唐揚げ。梅干しの肉転がし。梅干しの吸い物。梅干しの酢の物。この間なんか梅干しの日干しって訳のわかんねえもんだした。ただの種だよ種!! この間、弁当箱取ったら、家は日の丸じゃあねえ。赤旗弁当だ。白地がまるでねえんだ。あっしね、梅ノ木見ただけで唾が沸いてくるんだよ。梅干し飽きたから沢庵にしてくれてえあっしの気持ちを大家さんなら大家さんなら分かってくれるでしょう!! うええぇぇぇええ(泣く)
    大家:分かった分かった。泣くんじゃない。分かった分かった。お前たちは仲が悪いんじゃない。仲が良すぎるんだよ。遠慮なく自分の想いを相手にぶつけちまう。それでもって揉め事が大きくなる。まぁ、世の中にはな、堪忍袋というものがあるそうだ。ただしこれはね、誰にでも出来るもんじゃない。腹に貯まった不平不満がある人が一生懸命心を込めて拵えると、百回に一回。千回に一回の割合でその袋が出来る。その袋に腹立ったことを言って、緒をきゅっと閉めると胸がすっとして笑うと、喧嘩もなく仲良く暮らせるというんだな。まぁ、そんなものはなかなか出来るもんじゃあないそうだが、試みでもやってみたらどうだい。また何かあったら来るがね。程々にしておくれよ。
    八公:あい、どうも、ありがとうございした。すいませんでした。どうも、へい。すいませんでした。おい! 大家さんが来たらすぐ茶ぐれえ入れろ。
    お先:茶碗をお前さんが割ったんだろ。
    八公:もういいから、早くその堪忍袋ってえのを縫え。
    お先:見て分かんないの? 縫ってんだよ!! あんた目ぇついてんのか。
    八公:縫え。心を込めて縫え。もしてめえに心なんてものがあったらの話しだがな。
    お先:勝手な事言いやがって。文句があるならあんたがあたしに言ったことみんな言ってやるんだから! 忘れたとは言わせないよ。本当に。 あたしの奉公先に出入りの職人として来てて、昼飯のときにお茶を入れてやった。たったそれだけで勘違いしやがって。「おめえの気持ちはわかってる。目が合っただけですぐに惚れてるって分かった」 あたしを無理やり横手の蔵に連れ込んで、「おまえ、家に嫁に来てくれ。惚れてんだろ。」 もじもじもじもじしてたら、「恥ずかしがらんででもいい」 嫌がってたんだよ!! そんなことも分からないで勝手に勘違いして。 「家に嫁に来てくれ。おめえが嫁に来てくれたら何にもしなくていい。なっ、座ってるだけでいい。なっ、家に嫁に来てくれ。おめえが家に来てくれなきゃ俺は死ぬー!」 って、あんとき死んでたら良かった!!
    八公:うるせえな!! 早く縫え!!
    お先:ほら、縫えたよ!!
    八公:放り出すやつがあるか。遠くにいるんじゃねえ、そばにいるんだ。手渡ししたっていいじゃねえか。てめえ、こんちくしょう。こんちくしょうめ。馬鹿野郎!! ちくしょうめ!!! 今日は大家が止めてくれたから勘弁したんだぞ! そうじゃなきゃ半殺しの目にあったんだ。これからもあることだぞ、亭主を亭主らしく立てねえと承知しねえぞこの野郎。ま、豆大福、潰したような面しやがって、このぉ。大福あまの、ぺっちゃんこあまぁーっ!!! シュッ。へっへっへっ。
    お先:なにいい顔してんのよ。貸してちょうだい。言いたいことがあるんだから山程。毎晩、毎晩、遅く帰ってきやがってぇ。えー、どこぉ、のたくって歩いてやがんだ、どっかの飲み屋の女の穴(けつ)ばっかり追いかけ回しやがって。帰ってこねぇなら、帰ってこねぇでいいから、生涯、帰って来るなぁっ。この、スケベ野郎ぉーっ!!! シュッ。ひっひっひぃ。
    (もう一掛け合い必要)
    八公:揉めないな。
    お先:揉めないね。
    八公:ああ、じゃあ堪忍袋出来たのかもしれねえな。
    滅多に出来るはずのない堪忍袋が上手いこと出来上がったとみえまして、夫婦仲の悪かった二人が仲良く暮らしてまして、その噂が広まったもんですから、方々から今度は堪忍袋を借りに来る人が山ほど集まってきて、もう袋がぱんぱんに膨れまして。
    お先:あぁあぁあぁ。あんた、えらいことになったよ。
    八公:横手の川に流してきたらいいじゃねえか。
    お先:そうはいかないよ。世間に言えないことがはいってんだからさ。
    八公:じゃあ、国会なんかでそれぶちまけりゃいいんだ。あそこはやじだらけだから誰も気づかねえよ。
    お先:でも他に良い捨て場所ないか大家さんに聞いた方がいいんじゃないかい?
    八公:それもそうだな、それなら大家さんに聞いてみようじゃねえか。
    お花:ごめんくださいまし。ごめんくださいまし。
    八公:へいへい。どちら様?
    お花:隣町の伊勢屋でございますが。
    八公:伊勢屋のお花さん? おお、こりゃどうぞどうぞ。
    お花:夜分遅くに誠に失礼いたします。こちら様に堪忍袋というものがあるそうで。是非お貸し頂きとうございます。
    八公:あなたが? いやぁ、要りませんよ。お宅の悪い噂一つも聴いたことありませんよ? 姑さんと上手くいってて、夫婦仲良くて、もうお子さんもすくすく成長。ご商売は大繁盛。それでも何かあるんですか?
    お花:誠にお恥ずかしながら、ほんの些細な事で御座いますので、どうぞお願い致します。
    八公:些細な事ですか? でも大丈夫かなぁ。今こういう有り様なんですよ。まぁでも些細な事なら端の方にちょっとだけ入ります。まぁまぁどうぞお使い下さい。
    お花:有り難う御座います。それではほんの端のちょっと拝借させて頂きます。直ぐに済みますので。有難う御座います。おっほっほっほっ。糞婆死ねええぇぇぇ!!
    八公:何処が些細なんですか!! 今下の方がミリッと言いましたよ!!
    元:おう、いるかい!
    八公:今度は誰だよ。おう元ちゃんか上がれ上がれ。どうしたい。
    元:どうもこうもねえんだよ。えれえこと起きたんだよ。隣町の伊勢屋。えっ、お花さんそこにいたんすか。大変だよ。お宅の姑さんひっくり返っちゃってね、医者に担ぎ込んだんだけど、なんだか胸に溜まった何かがある。これを吐き出させないと命に関わるってんだよ。それで思い付いたのが堪忍袋だよ。すまねえが貸してくんねえか。
    八公:あぁ、これ。やめた方がいいなぁ。いや、さっきまで隙間があったんだけどよぉ、今大きいのがズシンと入っちゃって。
    元:いいじゃねえか。人助けなんだから貸してくれよ。
    引ったくるように受けとりまして、これをずるずるずるずる引きずって姑さんの枕元。
    元:ようやく持って来ましたよ。えぇ、この中に何でも言って下さい。
    出した途端、ぱんぱんに膨れあがっていた堪忍袋が我慢できなくなったとみえまして、この緒がぷつーんと切れた。先程入れたばかりの一番新鮮な糞婆死ねー! この言葉を聞いて姑さん、元気になりました。



    語尾やら何やらを修正。
    もう少し江戸っ子っぽさを出せるようにしたい。


    崇徳院の方も少し付け加えてみた。
    大旦那:で、何処のお嬢さんなんだ?
    熊:いやー、それがね。それが、分かんねえんですよ。
    大旦那:えぇ?
    熊:いや、聞いてこなかったってんで。
    大旦那:んんー、所も分から
    熊:所も何にも分からねえ。名前も何も分からねえ。もうとにかく若旦那ぽーっとしちまって、名前も聞かねえうちにお嬢さんどっか行っちまったってんで。
           ↓

    大旦那:で、何処のお嬢さんなんだ?
    熊:それがね、これ聞いたらきっと驚きますよ。
    大旦那:あぁー、そうか。あたしの知っているお嬢さんか?
    熊:いやいや、それがね、分かんねえってんですよ。
    大旦那:分からないってのは、何が分からないんだ?
    熊:ですから、名前が分からねえって。
    大旦那:お前、これ聞いたら驚くって言ったじゃないか。
    熊:ええ、だから驚いたでしょ?
    大旦那:なんだよもう。えぇ? 所も分からない
    熊:所も何にも分からねえ。名前も何も分からねえ。もうとにかく若旦那ぽーっとしちまって、名前も聞かねえうちにお嬢さんどっか行っちまったってんで。

    変えてみたのはいいものの、ちょっと違和感があるため、もうちょっとやってみて違和感が消えなかったら元に戻す。

    今週の録音のアップはなし。
    崇徳院の稽古をやっていて、テンポなり口調なりがまったく上手い具合にいっていないと気付いたため、音源をひたすら聴いて一からテンポを覚え直し、聴きやすい落語とするためにまた稽古中。もう少し間を考え、大旦那からは優しい雰囲気を。熊さんからは底抜けの明るさを出せるように音の調子を調整しなければならない。そうすれば、今までよりは少しはマシなものが出来るはず。